はじめに
突然ですが。
私は4つの病院を回りました。
さらには、それら4つの病院を何度も往復して、セカンドオピニオンを何度も求めました。
検査だけで10万円以上。
(今思えば必死すぎ…)
周りからすると、
「そこまでやる?」
と思われるレベルだったと思います。
ですが、当時パイロットを目指していた私からすると
「何が何でも身体検査をパスしなくてはいけない」
という状況だったため、
時間も惜しまず、お金も惜しまず、
とにかく納得感を持って臨むということに
すべてをかけていました。
今日は、その時の意思決定を振り返ります。
病院① 「まずはレーシックができる目なのか」
最初に選んだのは、自宅から近くで「カスタムレーシック(iLASIK)」を行っている病院でした。
当時私はカスタムレーシックといえば「iLASIK」という知識しかなく、
見え方の質を追い求める私からしたらその検査を受けるほか
選択肢はありませんでした。
そしてまず確認したかったのは、
そもそも自分はレーシックができる目なのか。
角膜が薄い人、近視や乱視が強い人、ドライアイが強い人…
以外にレーシック自体が適応外になることがあります。
そのため、まずは病院選びよりも適応検査を優先しました。
そして結果は。
私の近視は両目約-6.0D。(レーシック適応条件ギリギリ)
そして、角膜は決して厚い方ではありませんでした。
医師から言われたのは、
カスタムレーシックは切除量が多くなるので、あまりおすすめできません。
という言葉。
めちゃめちゃショックでした。
見え方の質が高いとされていた術式を断られてしまったのです。
当時は、
「手術後に残る角膜厚は400μm以上が望ましい。」
「通常のレーシックでも十分見え方は良いですよ。」
とも説明されました。
ですが私は見え方を最優先にしたかったため、
一旦保留としました。
レーシックの呼び方の分類は別記事を参照ください!
病院② 「カスタムレーシックにも種類がある」
次に訪れた病院では、使用しているレーザーが違いました。
ここで初めて知ったのが、
ウェーブフロントレーシック
という名前です。
「iLASIKだけがカスタムレーシックではない。」
そう知った瞬間でした。
この病院ではEX500というエキシマレーザーを使用していましたが、
レーザーによってカスタムレーシックの呼び名が変わっているんだと思います。
(他のレーザーでもこの名を使っているものはあります)
しかし、ここでも説明されたのは、
やはりウェーブフロントでも切除量は増えやすいということ。
つまり、
見え方を追求すると、
角膜を多く削る。
角膜を残そうとすると、
見え方の質が落ちる可能性がある。
このトレードオフに初めて気付かされました。
病院③ 「削る量は少ないほどいいのでは?」
ここから私の調査は少し方向性が変わります。
調べれば調べるほど、
「高次収差」という言葉に行き着きました。
レーシック後の
・ハロ
・グレア
・コントラスト低下
こうした後遺症には、高次収差が関係していると知ったからです。詳しくは別記事で解説しています。
そして、
切除量が多いほど、高次収差は増えやすい。
この情報を見て、
私の考えは大きく変わりました。
「ウェーブフロントだから良い」
ではない。
切除量が増えてしまうなら、
逆に見え方へ悪影響になる可能性もあるのではないか。
そんな疑問を持つようになりました。
私の中で、
「できるだけ削らない」
という考えが強くなっていきます。
もちろん、
照射径は十分確保した上で。
病院④ 「レーザーそのものを調べ始めた」
4番目に訪問した病院ではMEL90というレーザーを使っていました。
このあたりから、
レーザー機器そのものを調べ始めました。
その中で何度も目にしたのが、
MEL90
というレーザーです。
EX500との比較記事を読み、
MEL90に非常に興味を持ちました。
(詳しくは別記事で紹介します。)
そして、
このレーザーを導入している病院で、手術のプランニングをしてもらいました。
ここで提示された照射径は、
5.75mm。
ネットでは、
夜間視力を考えると6.0〜6.5mmが一つの目安と言われることが多かったため、
私はかなり驚きました。
ここで、
再び迷います。
セカンドオピニオンで分かったこと
迷った私は、
以前受診した病院へもう一度相談に行きました。
すると、
先生から返ってきた答えは真逆でした。
5.75mmはやめた方がいい。
少なくとも6.0。
できれば6.5は欲しい。
ここで、
「やっぱり照射径は大きい方がいいのか。」
と思いました。
ですが、その先生は続けてこう話してくれました。
レーザーごとに特性が違う。
ネットで数字だけ追うより、そのレーザーを理解している先生に任せることが大切。
さらに、
私が相談していた病院④の先生について、
「信頼できる先生だから大丈夫。」
とまで言ってくれました。
この一言は、とても印象に残っています。
最後にもう一度病院④へ
そこで私は、
もう一度病院④へ行きました。
照射径について率直に質問すると、
先生はこう答えました。
私の経験では、照射径はそこまで見え方に大きく影響しません。
もちろん、症例や個人差はあります。
ですが、
何千例という経験を積んだ先生が、自分の経験としてそう話してくれたこと。
そして、
切除量とのバランスも含めてプランニングしていること。
私は、その説明に納得しました。
最終的なプランは、
照射径5.8mmのカスタムレーシック。
私が最後に信じたもの
4人の先生。
何十時間もの調査。
複数の海外論文やブログ。
それでも、
最後まで「絶対の正解」は見つかりませんでした。
だから最後は、
一人の先生を信じることにしました。
もちろん、
照射径への不安は最後までありました。
ですが、
切除量を抑えられること。
これまでの症例実績。
そして何より、
何度質問しても丁寧に答えてくれた先生の姿勢。
それらを総合して、
私は手術を受ける決断をしました。
最後に伝えたいこと
この記事で伝えたいのは、
「○○病院がおすすめです。」
という話ではありません。
私が伝えたいのは、
病院を4つ回ったことではなく、4人の先生の話を聞いたこと。
一つの意見だけでは見えなかったことが、
二人目、三人目、四人目と話を聞く中で少しずつ立体的に見えてきました。
だから私は今でも、
レーシックを検討している人には、
「最低でもセカンドオピニオンは受けてみてください。」
と伝えたいです。
※私なりに、「今レーシックを受けるならこうするかも」という考えはあります。
それはまた別の機会に。。



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